環境を整えればまだ復活できるかも?観葉植物が枯れる原因を解説

植物の知識

観葉植物は室内におくことでリラックス効果や空気を綺麗にしてくれる効果を持ちます。しかし、植物に元気がなくなり、徐々に枯れてしまうことがありますよね。

ここでは、観葉植物が枯れる主な原因と対策についてランキング形式でご紹介します。

不適切な水やり

水やりの様子

水やりの過剰や不足は、根や葉にダメージを与え、植物の枯れの主な原因です。

水不足

人間と同様に植物にとって水は欠かせません。さらに、植物は水を葉から放出する蒸散をしてエネルギーをつくるため、水がないと適切にエネルギーを作ることができなくなります。また、根から水を吸収する際に土壌の栄養も併せて吸収します。そのため、植物にとっての水はご飯と飲み水を兼ねたものなのです!

水やりのしすぎ

元気がないのは水やりのしすぎが原因かも知れません。

根が水没すると酸欠になり、根腐れをおこします。そのため土を乾かす、空気を取り込むというのも大切な工程になります。

根は栄養と水分を吸い上げる植物にとっての心臓です。根が痛む、枯れるというのは深刻なダメージになります。

もし根腐れを起こしていても、一部の根が生きていれば復活する可能性は高いです。焦って水をあげるのではなく、土が乾くまでグッと我慢しましょう。

水不足、やりすぎを防ぐ対策

「土が乾いてから水やりをする」を徹底しましょう。

初心者にとって難しい「表面の土が乾いたらたっぷりお水をあげる」については詳しく説明しているのでご覧ください。

また、葉の調子をこまめに見てあげることも重要です。

もし土が乾いており、葉が下に垂れていたり元気がない場合は水不足の可能性が高いですので、水やりをしましょう。

日光不足・直射日光

日光不足

太陽の光は植物にとっては大きな栄養源です。そのため、日光が不足すると栄養不足で弱り枯れる原因になります。

また、光合成を行うことは栄養を作り出すだけではありません。

光合成を行うと根からの多くの水を引き上げることになり、根も丈夫に強く育てる効果もあるのです。

直射日光

光合成は植物にとって必要不可欠なものではありますが、夏の強すぎる直射日光は「葉焼け」をおこします。その名の通り葉が焼けてしまうのです。

葉は一度痛むと元には戻らないため植物が自ら葉を落とします。そのため、葉がなくなった様子をみて枯れたと思うかもしれませんが、日陰に避難させるとまた新しい葉を出します。

ここでの注意点は、葉が落ちている時は光合成が控えめになるため水を吸い上げる力が弱くなります。

葉がある時と同じ感覚でお水をあげると根腐れしやすくなるので注意が必要です。

日光不足・直射日光によるダメージへの対策

簡単ですが、直射日光の当たらない明るい場所で育てるようにしましょう。

朝日や夕陽があたる程度であれば、葉焼けを起こすことは少ないためあまり心配しなくても良いでしょう。日中の強い日差しには注意をするようにしてください。

冬に室外で育てている

冬の植物

観葉植物は寒さに弱いものがおおく、耐えられる寒さは10℃、強いものでも5℃が目安になります。そのため、冬は室内に取り込んであげる方がよいでしょう。ただし、隙間風など、冷たい風が直接あたる場所には注意が必要です。

寒さへの対策

室内に移動し育てていれば特に問題はないと思います。もしそれでも不安な場合は断熱材などで観葉植物を囲うと万全でしょう。

寒さ対策として暖房が直接あたる場所に置くことは植物を傷める原因になります。成長が活発ではない時期に痛めてしまうことは致命的なダメージです。

  • 室内の冷気が当たりにくい箇所に置く
  • 暖房の風からは遠ざける

植え替えをしていない

鉢の中で根はぐんぐん成長し大きくなっていきます。そのため、十分なスペースがなくなり、根が互いに絡まり、窒息につながったり、栄養が吸収できなくなったりするのです。いわゆる根詰まり状態です。

植え替えの目安、タイミング

植え替えは植物を健康に育てるのに重要な作業ですが、根にダメージを与えるため頻繁にするのは悪影響です。

目安としては年に1回程度で問題ないでしょう。植物に対して大きめの鉢を使っている場合は数年は必要ないかと思います。よく観察して窮屈そうであれば植え替えてあげてください。

植え替えにベストなタイミング

  • 春など植物が活発に成長を始める少し前
  • 秋など成長が止まり休眠を始める少し前

適切な時期に植え替えをしてあげることで、植物へのストレスを少なくすることが出来ます。

肥料の与えすぎ

植物にとって過剰な栄養は毒になります。

与えすぎた肥料によって濃度の高い栄養や高すぎる塩分が土に広がるとそれは根から水分を奪う効果を持ちます。そのため、根が正常に働けずに枯れる原因になります。

肥料の与えすぎないためには

まず、肥料の必要性を判断しましょう。観賞用として育てる場合、適切な光合成と年に1度の植え替えができれば栄養が足りずに枯れるということはないと思います。

成長を重視している場合、まず肥料に記載されている用法・容量を適切に守ることが大切です。土の量が把握できないなどの理由で正確にわからない場合はとにかく少なめにあげるようにしてください。

土の酸性・アルカリ性を調べるなどの方法もありますが、家庭でそこまでやる必要はありません。光合成・植え替えをしてあげるだけで問題ないでしょう。

虫による被害

虫に葉を食べられたり、樹液を吸われ続けたりすると、植物は大きく弱ってしまいます。葉の色が変わったり、白い斑点が出たりなど、病気にも繋がり、枯れる原因になります。

虫対策

こまめに観察をしてあげること、風通しが良い場所に置くこと、マルチングをするなどがあります。

詳しくは「観葉植物の虫対策!対策と対処、虫がつきにくい土や植物まで。」の記事をご覧ください。

枯れてしまってもまだ復活できるかも、原因と対策を知り元気に育てよう

元気がなくなってもまだ、完全に枯れてしまったわけではないかもしれません。

今回は枯れる主な原因をご紹介しました。心当たりがあるものがあれば改善してあげればまた元気に育ってくれるかもしれません。

おすすめの観葉植物もご紹介していますのでこちらもご覧ください。

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