今回は更なる高みをめざして、生豆から自家焙煎をしてみました。
初の試みでしたが、甘み、コクが段違いなコーヒーを作ることができた。いままで感じなかった「コーヒーの味」を知ることができた。
まとめ
- フライパンさえあれば美味しく焙煎ができる。
- 生豆もネットで簡単に手に入れられる。
- 煎りたては焦げ感が強くおいしさのピークではない。
- 安いものであれば1杯10円〜、どれだけ高級なものでも1杯100円台には抑えられるということもわかり、惜しむことなくコーヒーを飲める生活を手にした。
そこまでこだわりないけど、もう少しこだわりたい方には全自動珈琲メーカーがおすすめ。
なぜ、自家焙煎を試みたか?
焙煎済みの豆は賞味期限までに飲みきれない
カフェインの関係から平日は飲みづらかったり、いろんな豆を試してみたくて、どんどん増えていくなど市販のコーヒー豆は私にはすこし容量が多く、飲みきれずに賞味期限を過ぎてしまうことが多かった。
久しぶりに使う豆は嫌な酸味の強いものになってしまっていた。
価格が安い
今回購入したのは高品質なキリマンジェロのアラビカ種、インドネシア産のロブスタ種など3kg以上の5000円以上を購入した。
- インドネシア産のロブスタ種:100g/160円
- キリマンジェロのアラビカ種:100g/260円
コーヒーショップのコーヒー豆の相場は500〜1000円であるのに対し、キリマンジェロがこの値段で買えるとは驚き。
100g/100円なんかもあり本当にリーズナブルである。
焙煎したてのコーヒーが飲みたい
やはり一番の理由はこれ。
手を掛けてこそ趣味。焙煎したてのコーヒーを飲まずしてコーヒー好きは語れないと思いました。
とは言っても、焙煎したてのコーヒーはまずい、3日、4日後くらいがピークだという話も聞くので試してみた。
焙煎開始
使用した器具
- 生豆(今回はキリマンジェロ産を使用しました)
- フライパン
- 冷却用のザル
フライパンについては普段使いしているテフロンの鍋を使用しました。百均などで売っている蓋付きのものであればなんでも良いようです。
手網で行う方法もありますが、まずは手軽にフライパンで試してみました。
焙煎手順
こちらを参考に行いました。
フライパンで焙煎開始
感覚としては
- 生豆の水分を抜くために6分ほどは弱火、弱めの中火でじっくり火を入れる
- 中火でガンガン焼く
この2つです。焼いている間は常に2秒おきに鍋を大きく振ってください。ムラ対策です。
2の工程では豆から煙が多く出てきますので、適度に蓋を開けて、煙を排出してください。
10~12分ほどで1ハゼ、14~16分で2ハゼがきて2ハゼが来た段階で焙煎を止めました。
冷却する
火を止めたあとも豆は高温で煙と一緒に、香りや味を放出します。そのため、できるだけ早く冷却をすることが重要です。
おすすめのやり方は、金属製のザルに写し、チャフ(豆から出る薄皮のクズ)を振り落としながら鍋を煽る要領で動かしながら冷ます方法です。この時、シンクの上で振り落としてしまえば、片付けも簡単ですね。
ちなみに私はここで大きく失敗しました。
焙煎後の鍋を風呂場に持っていき、ドライヤーの冷風で冷やしながら、チャフを飛ばす作戦をとったところ、ドライヤーの勢いで豆ごと吹っ飛びました。
慌てて紹介したおすすめの方法に切り替えました。
実際に飲む
焙煎直後
味を比べるためにいつも通り。うちのツインバードちゃんに挽くところから抽出までお願いしました。
ツインバードについて詳しくレビューしておりますのでこちらもご覧ください。
ついに!ひとくち!
ん〜うまい!!・・が、少し焦げてる感が・・
自家焙煎補正がかかっていることは間違いないですが、おいしいです!しかし焙煎したては煙臭いとはこの焦げ感のこと?それとも本当に焦がした?と思いながら、ピークの三日後を待つことにしました。
3日後
煙臭さも抜けてコーヒーの香りがかなり強い。
密封の容器を開けた瞬間、挽いているときと同じくらいの香りの強さがくる。
とにかく、のんでみる。・・・おおおおおおお!!これはすごい!
キリマンジェロならではの酸味と中深煎りの苦さが完璧。なにより甘み、まろやかさ、コクが本当に別物。
コンビニコーヒーとの比較
私のお気に入りはセブンイレブンのホットコーヒー、濃さをえらべるマシンの場合は「濃いめ」を選択しています。
もちろん、焙煎度合い、豆の種類で変わることが多いですが、感動を伝えさせてください。
一番違いを感じた、コク、まろやかさ
一口飲むと比べるまでもなく、大きな違いを感じたのはこの点でした。
コーヒーの味では、口に入れた瞬間のインパクト、飲み込んだ後の後味が印象に残るかもしれません
自家焙煎のものはその中間地点、口に入れている時の味の濃さが本当に違う。甘さ、コク、というかコーヒーの味をぐらぐらと感じます。
コンビニコーヒーでは水っぽいと感じる箇所です。
焙煎してからの日数経過で味が抜ける部分というのはこの部分だと感じました。
苦味
こちらに関しては両者ともなかなか拮抗していますね。
酸味
自家焙煎のほうがやや目立つ酸味があります。口に入れた瞬間に苦味と酸味のマリアージュを感じコーヒーの美味しいバランスを実感できました。
コンビニのものは酸味はあまり目立たないです。苦いものが好きな私には特に気に留めることはなかったのですが、比べると物足りなさを感じます。
甘み
自家焙煎のほうは終始ほんのりと甘みを感じました。脇役としてベースにあるイメージです。
コンビニのものはあまり、甘みを感じません。
価格
今回はキリマンジェロのアラビカ種を使用しました。
100g/260円で5杯分以上は飲めますので、破格のコンビニコーヒー110円に比べて1杯52円ですね。
手間暇かけた割にやすくない?? いえいえ、キリマンジェロですから、、
100g/100円のものを買った場合、1杯10円ですよ!?
比べた結果
当然、種類や焙煎度で変わる部分が多いですが、確実に自家焙煎がうまいです!(手間暇が違いますが、、、)
生豆はネットでかえます。アマゾンだと松屋珈琲がおすすめですね。
豆を挽くところから自動で注いでくれる愛用のツインバードちゃん。豆の荒さは好みに合わせて三段階、お湯の温度も2段階選べます。間隔をあけて水を注いでくれる全自動コーヒーメーカー。
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